キミジャグが短いお休みに入ったので、読書の時間が多くなりました。
で、薦められて読んだ本がめちゃめちゃおもしろかったのです。
『ライチ☆光クラブ』
太田出版/古谷兎丸
80年代、社会に多大な影響力をもたらした、主催・飴屋法水の伝説の劇団
【東京グランギニョル】の第3回公演の脚本を漫画化したもの。
このお芝居には嶋田久作・丸尾末広なんかも出演していたらしく、演劇版もかなりおもしろそう。
「光クラブ」と名づけられた少年達の秘密基地。
その場所で、ある崇高なる目的のために作られたマシンが目を覚ました。
鳴り響く笛の音、狂気をはらんだ叫び声。
熱狂する彼らの目的は?マシンの正体とは-?
9人の少年が出てくるんですが、全員キャラ立ってる。
それから、機械のライチと囚われの少女の関係がすごく切なくて素敵

もし機会があったら、絶対読むことをオススメします!
演劇を漫画化したんだから当たり前なんだけど、本当に本から暴力的な音響が聞こえてきそうな感じ。
アングラ文化はあまり詳しくないのですが、今になってそれが漫画になるなんて、よほど魅力的なお芝居だったんだろうなぁ。
さすが伝説の劇団の第3回公演。ただひたすらスゲーと思うばかり。