キミジャグ劇作家三池君に誘われて、またまたワークショップなるものに行ってきました。
上野→池袋にすらたどり着けない自分にうんざり。
方向音痴を治す薬があったら、10万円くらい出すかも。
今回のワークショップの目的は、「4時間で舞台をつくる」
演出・スタッフ・役者班に分かれて、4時間以内で演出・照明・音響のプランを作って稽古・ゲネ・直しをすべて行わなければならないというもの。
くじ引きをして、さっそくチームごとに分かれて会議。
題材はエミリー・ブロンテの「嵐が丘」のワンシーン。
光栄にもキャサリン役を演らせていただきました。
が、20ページある台本を30分で覚えなければならないことに、まず半泣き。
でも、ちらっと音響さんを見ると、膨大な音楽の中から欲しい曲を探し出すという作業に全泣き。
これを見てがんばろうと決意。
ある程度台詞が入ったら、もう立ち稽古。展開の目まぐるしさに足が震えちゃったり。
ところが演出さんがすっごくいい人で、笑いを交えて場を和ませながら演出をつけてくれました。
創ったものを壊して、また創って、音楽や光を重ねて、また創って壊しての繰り返しがすごーく楽しかった!
役者さんもスタッフさんもレベルが高い方ばかりで、「あー、そう来るか。ちきしょう!」の連続でした。
4チーム発表があったのですが、同じシーンなのに演出さんが変わればこんなにも印象が変わるものなのかと感心しました。
わざと主要キャラを老人っぽくして、「間の悪さ」を笑いにかえるチームがあったり。
踊ったり歌ったり、3つのスポットのみで話が展開していくチームがあったり。
個人的には三池君が演出を担当していたチームの、役者の台詞を大きめの雨音でわざと聞こえにくくして、ラスト直前にすべての音がやみ、キャサリンの「ヒースクリフこそ、我が愛」という台詞を残して暗転するという舞台の創り方が印象的でした。
はじめっから頭ごなしに芝居の雰囲気を決め付けてしまってはもったいない。
壊して創っての繰り返しを楽しむことが出来ればいいなーと思いました。
今回のテーマであった「決めつけない」という、主催者の方の考えを肌で感じることが出来た一日。
ものすごい集中力を使ったのか、帰りの電車の中でお弁当を食べている最中に爆睡。
強風で電車が止まっていることにすら気がつかなかった…。
余談:あんまり書いちゃやばいのかもしれないけど、参加者の中に、最近ブログが炎上した声優さんとか、モデルさんとかいてびっくり。女の人で175センチとかカッコよかったー。
PR